株式会社ダリヤ様は、東日本大震災によるBCP(事業継続計画)対策に対する意識の高まりと同時に、情報システムがカバーしている領域の拡大によりシステムのBCP対策としてクラウドバックアップサービスQUICK-EcoSAVEi for cloudを導入。製品の導入選定ポイントや現在の運用状況についてお話をお聞きしました

御社のシステム沿革、会社としてのBCP対策などお聞かせください。

「当社は、ヘアカラーの『サロン ド プロ』や『パルティ』、『クレオディーテ』ホームパーマの『ベネゼル』などを主力ブランドに、ヘアケア用品や化粧品、医薬部外品の製造/販売をおこなっています。

 時代の感受性に応えた商品で、女性だけでなく男性の愛用者も多く、こどもからシニア世代までの幅広い層に高い支持を受けています。当社は、卸売業を通じてドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の小売店で自社製品を国内全域、および、北米、東南アジア、中近東などで販売を行っています。

 私が所属する情報システム課は、総務本部に属しており、社内全般の情報システムに関する業務全般を3名体制で担当しています。
当社の基幹系システムはIBM i(当時AS/400)であり1997年に導入しました。
 以前は他社のオフコンを使用していましたが、当時の受発注業務は全てFAXで行っていたり、大量の伝票を手作業で仕分けしたりと色々なところで業務効率の悪さが目立っていました。業務改革のためシステム再構築の必要性が高まり、新システム検討が始まりました。当時グループ会社でIBM iを利用しており、実際に私も運用していた経験があったためIBM iにて新システムの構築を決めました。時代の流れもあり受発注業務にEDIを取り込み、販売、経理、給与といったシステムをIBM iで構築しました。
 1999年に生産管理システムをIBM iで構築し、その後も要件に応じてシステム開発を続けながら、約20年、何世代かIBM iを入れ替えながら今に至っています。」

システム関連のBCP対策をするきっかけやそれまでの運用についてお聞かせください

「会社全体としてのBCP対策は、現時点ではまだ、啓蒙活動の段階ではありますが、東日本大震災以降BCP対策の意識は社内でも高まっています。特にシステム関連においてのBCP対策の意識は高く、具体的なBCP対策を検討し始めました。従来と比べて情報システム部がカバーしている業務領域、例えば、注文、出荷指図、仕入、請求などといった基幹業務のEDI化が拡大しているため、万が一システムが停止してしまった場合の影響はとても大きく年々リスクは高まっています。
 また、取引先からのBCP対策に関するアンケートが近年定期的に求められることも、システムのBCP対策を検討するきっかけでした。

  当社は、EDIシステムが停止した場合の業務の影響度・損害はかなり大きいです。特に当日注文、発送を午前中に行うためシステムが停止してしまうとその日の売上全てが損害になってしまいます。
 以前は、夜間にテープでバックアップをとり、月曜から金曜まで1本ずつをオフィスのスチールロッカーに保管していました。この運用は、毎日テープ交換をしなければならず、その上結果のログを確認するという手間がかかっていました。また、テープ装置そのものによる故障により、IBM iを停止して装置交換をおこなったことも過去にありました。
  こうしたバックアップの運用は、非常に運用負荷がかかっていることが課題でした。過去には、ディスク容量不足により、IBM iが起動しなかったことや、ルータなどのハード障害によりEDIが作動しないというトラブルが発生したこともありました。
 毎日午前中に卸売店からの注文がEDIで入ってくるため、システムが停止すると受注・出荷ができず、取引先様にもご迷惑がかかってしまいます。対策として、ルータなどの通信機器は、コールドスタンバイで予備機を配慮していますが、IBM iそのものは、ハード・ソフト保守での対応範囲になってしまいます。

 当社では、半日以内の停止の影響は少ないと考えていますが、午前中が勝負のため午前中にシステムが止まってしまうと非常に影響が高いです。

 幸い今までに大きな障害や損害はありませんが、こうしたリスクを考えるとBCP対策の強化が必要ということになりました。」

QUICK-EcoSAVEi for cloudを導入したきっかけを教えてください。

「システム関連のBCP対策の1つとして、クラウドサービスを利用したバックアップツールの検討を開始しました。名古屋で開催された展示会に出展していたビーティスブースで製品を紹介されたのが、今回の導入のきっかけです。それ以前からビーティスの親会社であるユニリタとも付き合いがあるため、御社の名前は知っていました。ちょうど探していたクラウドサービスを利用したバックアップツールを展示会で紹介され、具体的な検討を開始しました。

 選定にあたり、他社製品とも比較検討しましたが、選定のポイントは、このQUICK-EcoSAVEi for cloudは、現状の運用を変更することなく導入が可能なところでした。他社製品は、どうしても社内システムの変更が発生するため、運用を変える必要がでてきてしまい、その手間や負荷がかかってしまいます。既存の運用に手を加えずに導入できることは、選定のポイントの1つでした。

 また営業担当やSEとも熱心に自社の要件に対して適切にかつ迅速に対応頂けたこと、他社の提案より費用対効果が高かったことも大きいです。」

導入後の運用面での課題やシステム全体の課題などあれば教えてください。

「バックアップの状況が視覚的にわかりやすいダッシュボードで確認できるため、ログの確認やテープ交換の手間がなくなり、運用負荷がかなり軽減されました。

 QUICK-EcoSAVEi for cloudでの運用はまだ開始したばかりのため(2017年10月時点)今後は、情報システム内での運用の共有化が課題です。システムが停止した際のデータの復元などマニュアルなどを作成しなければならず、現在洗い出しをおこなっています。

  今回QUICK-EcoSAVEi for cloudを導入したことにより、今までよりさらに1段階上のBCPレベルに持って行けたと思っています。今後は、IBM i以外のサーバーやNASなどのデータも順次、QUICK-EcoSAVEi for cloudでバックアップを保管し、さらにクラウドバックアップのみで満足せず、システム・データ復旧のテストなども計画・実行し、システム運用における不安要素を排除していきたいと考えています。」

 

 

名称  :株式会社ダリヤ
事業内容:ヘアカラーの「サロンドプロ」や「パスティ」、「クレオディーテ」、ホームパーマの「ベネゼル」などを主力ブランドに、ヘアケア用品や化粧品、医薬部外品を製造/販売
URL :http://www.dariyacosme.com/

総務本部 情報システム課 課長

山口 聡氏

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